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銀歯の下が虫歯になった!放置すると神経を抜くことに!|福岡市南区の歯科医が徹底解説!
ブログ記事をお読みいただいてありがとうございます。福岡市南区の歯医者【ひろた哲哉歯科・矯正歯科】スタッフです。虫歯治療で使用される銀歯。実は、長い間つけていると銀歯の下では虫歯になっていることがあります。
「痛みがないから大丈夫」と思っていませんか?
実は、銀歯の下で虫歯が進行しているケースが多いのです。
こちらの🦷 20代の男性のケースです。以前、銀歯を入れた20代の男性が「銀歯の周りから黒くなった」と来院されました。この患者さまの場合は、早期発見できました。もしこのまま放置していたら、神経を抜く治療が必要になっていたかもしれません。→症例の詳細はこちらをクリック
なぜ銀歯の下の虫歯に虫歯ができるのでしょうか?そして、放置するとどうなるのか? 今回は、銀歯の下の虫歯の原因・見つけ方・治療法・予防対策まで詳しく解説します。
銀歯の下が虫歯になる原因
銀歯の下の虫歯を放置した場合のリスク
銀歯の下の虫歯の見つけ方
銀歯の下の虫歯治療
虫歯治療のポイント
銀歯の下の虫歯を防ぐ方法
当院が選ばれる理由
よくある質問(FAQ)
銀歯の下が虫歯になる原因
1. 銀歯の劣化
銀歯と歯は異なる材質のため、接着剤を使用しますが、時間とともに劣化し、隙間ができることで細菌が侵入しやすくなります。
2. 接着剤の劣化
銀歯を固定する接着剤(セメント)が時間とともに劣化し、接着力が弱まり虫歯リスクが増加します。
3. メンテナンス不足
フロスや歯間ブラシを使わないと銀歯の隙間にプラークが溜まり、虫歯のリスクが上がります。
歯周病や加齢
加齢や歯周病により歯茎が下がると、銀歯に覆われいない歯の根が露出し、虫歯になりやすくなるのも要因の一つです。
銀歯の下の虫歯を放置した場合のリスク
🔻 銀歯の下の虫歯を放置すると…
- 神経に達すると激しい痛みが出る
- 虫歯が広がり、大きく削る必要がある
- 神経を抜く(根管治療)が必要になる
- 最悪の場合、抜歯が必要になり、インプラント・入れ歯・ブリッジの選択肢しかなくなる
銀歯の下の虫歯の見つけ方
🦷 こんな症状があれば要注意!セルフチェック
✅ 食べ物が詰まりやすい
✅ 銀歯を入れて5年以上経過
✅ 銀歯が取れた歯の中が茶色い・黒い
🔍 歯医者での診断方法
- 1️⃣ レントゲン(ただし銀歯の影で見えない場合も)
- 2️⃣ マイクロスコープ(20倍程度に拡大し、細かい隙間を確認)
- 3️⃣ CTスキャン(立体的にチェックし、隠れた虫歯を発見。ただし銀歯の影で見えない場合も)
- 4️⃣ 必要なら銀歯を外して確認(※歯を削る必要があります)
銀歯の下の虫歯治療
🔹 症状の進行度によって治療法が変わります。
💡 🔹 早期発見の場合
- 虫歯部分のみ削り、新しい詰め物・被せ物に交換
- 接着治療にすることで、再発リスクを減らせる
⚠ 🔹 進行している場合
- 神経に達していれば「根管治療」
- 残った歯の量が少ない場合「抜歯」
虫歯治療のポイント
実は、虫歯の治療には回数の限りがあり、何度も削ると最終的には歯を失うリスクが高まります。 虫歯は何度も治療できるわけではありません。治療のたびに歯は削られ、徐々に健康な歯質が失われていきます。特に、銀歯の下に虫歯が再発すると、再治療の際にさらに大きく削る必要があり、最終的には神経を抜いたり、抜歯せざるを得なくなることもあります。
🦷 銀歯以外の選択肢をお探しの方 | 接着治療がおすすめな理由
1. 虫歯の再発リスクが低い
銀歯は接着剤が時間の経過とともに劣化し、歯との間に隙間ができやすくなります。その隙間から細菌が侵入し、銀歯の下で虫歯が再発するリスクが高まります。一方、セラミックは歯との適合性が高く、隙間ができにくいため、虫歯の再発を防ぎやすいのが特徴です。
当院では、接着治療でラバーダム防湿法を行なっているので、それによってさらに隙間ができにくくなります。
2. 見た目が自然で美しい
銀歯は口を開けたときに目立ちやすく、見た目を気にする人にとってはデメリットになります。セラミックは天然の歯に近い白さを持ち、審美性に優れているため、笑ったときも気になりません。
3. 金属アレルギーの心配がない
銀歯にはパラジウムやニッケルなどの金属が含まれており、金属アレルギーを引き起こす可能性があります。セラミックは完全に金属を使用しないため、金属アレルギーの方でも安心して使用できます。
4. 長持ちしやすく、歯の寿命を延ばせる
銀歯は時間とともに虫歯ができやすくなり、数年ごとに交換が必要になることがあります。再発リスクの低い接着治療は、結果的に歯の寿命を延ばすことができます。
5. 歯ぐきの黒ずみが起こらない
銀歯は時間が経つと金属イオンが溶け出し、歯ぐきが黒ずむことがあります。セラミックは金属を含まないため、歯ぐきが黒ずむ心配がなく、清潔感のある口元を維持できます。
銀歯とセラミックどっちがいい?銀歯 vs セラミック比較表
項目 | 銀歯 | セラミック |
---|---|---|
虫歯の再発率 | 高い(隙間ができやすい) | 低い(適合性が高い) |
見た目 | 銀色で目立つ | 自然な白さ |
費用 | 保険適用で安価 | 自費診療 |
銀歯の下の虫歯を防ぐ方法
- フロス・歯間ブラシを活用し、銀歯の境目を徹底ケア
- 3〜6ヶ月ごとの定期検診で早期発見・早期治療
- 銀歯の寿命(約7年)を意識し、適切なタイミングで交換
- 虫歯になりにくい「セラミック」にするのも選択肢
当院が選ばれる3つの理由
1️⃣ マイクロスコープによる精密な検査と治療
虫歯治療の精度を高めるために、当院では無料でマイクロスコープを使用した検査を行っています。通常の肉眼では見逃しやすい小さな虫歯や隠れた異変も、20倍程度に拡大して詳細にチェックできます。そのため、「銀歯の下に虫歯ができていた」「小さな虫歯を早期発見できた」と驚かれる患者様も少なくありません。
🔍 当院の検査内容
✅ レントゲン10枚法(歯の根や詰め物の状態を詳細に確認)
✅ 歯周病検査(虫歯だけでなく、歯茎の健康もチェック)
✅ 口腔内写真・顔貌写真(歯並びや噛み合わせの状態を記録)
2️⃣ シェアドディシジョンメイキング(共同意思決定)
歯科治療において、患者様の希望をしっかり反映することが重要だと考えています。当院では、「どんな治療を望むのか?」「治療への不安はないか?」をじっくり話し合いながら、患者様と一緒に治療方針を決めていきます。そのため、治療の選択肢やメリット・デメリットを丁寧に説明し、納得いただいた上で進めるので、「知らないうちに銀歯になっていた」「思っていた治療と違った」ということがありません。
3️⃣ 予防管理メンテナンスで「再発しない治療」
虫歯や歯周病は、一度治療したからといって終わりではありません。当院では、治療後の歯を長く健康に保つための「予防管理メンテナンス」を重視し、年間15,000人以上の患者様が受診しています。
🦷 予防メンテナンスのメリット
✅ 銀歯の下の虫歯を早期発見し、最小限の治療で済ませられる
✅ 虫歯ができにくい環境を整え、再治療のリスクを減らす
✅ 高齢になっても自分の歯を多く残せる(80歳での平均残存歯数15本)
症例紹介
具体的な治療については、当院の症例をぜひチェックしてください。
むし歯治療の症例
セラミック治療の症例👇
メタルフリー治療の症例👇
よくある質問(FAQ)
Q. 銀歯の下の虫歯は痛みがなくても進行するの?
はい。銀歯が被さっているため、初期の虫歯では痛みを感じることがほとんどありません。
Q. 銀歯の寿命はどれくらい?
約7~10年が目安ですが、個人の噛み合わせやメンテナンス状況によって異なります。
Q. 銀歯とセラミックのどちらが良い?
A. 長期的に考えるならセラミックがおすすめです。虫歯の再発リスクが低く、見た目も自然。ただし、自由診療となります。

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監修
廣田 哲哉
Hirota Tetsuya
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経歴
- 2009年3月
九州歯科大学 歯学部 歯学科 卒業 - 2009年4月~2010年3月
九州歯科大学口腔第二補綴学講座 口腔インプラント科 研修 - 2010年4月~2013年3月
ひぐちファミリー歯科 勤務 - 2014年4月
ひろた哲哉歯科 開業 - 2022年1月
THREE歯科・矯正歯科 開業
- 2009年3月
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所属団体
- 日本顎咬合学会 認定医
- 日本審美歯科協会
- 福岡県歯科医師会
- 福岡市歯科医師会
- 北九州市学研究会若手会
- ClubGP Faculty Member(2021年~)
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