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担当ドクター:
前歯の変色症例
20代女性
職業:接客業
左上の前歯は昔神経を抜きました。職業柄色や形が気になる。
上の前歯の欠けているところと色が気になるということでした。
欠けている部分に見た目を考え白いプラスチックの詰め物を行いました。
詰めたことで形に関して違和感はなくなりました。
次に色についての治療を行うことに、色の変化は歯の象牙質という部分に色素の沈着によるものです。
歯の状態確認のため前歯のエックス線を撮ってみると根っこの先に黒い影が…
これは根っこの先に膿がたまり骨が少し溶けてきているためこのような画像になります。
膿が溜まっているまま置いとくと炎症などにより今後痛みが出る可能性があります。
痛みが出る可能性を少しでも下げるためまず根っこの治療を行いました。
マイクロスコープ下にて丁寧に根っこの治療を行なったため緊密に充填されています。
準備が揃ったため色についての治療を行っていきます。
まずここで変色歯に対する審美的治療を紹介します
歯を白くする方法としてホワイトニング(ブリーチ)というものがあり、
髪を染めたりする場合に行ったりするのと同じように色の脱色を行います。
髪の場合は金髪や他の色にしたりするために行いますが歯では白くするために行います。
またホワイトニングには種類があり神経が生きている歯に行うのがオフィスブリーチ、ホームブリーチ
根っこの治療を行なった歯に対して行うのがウォーキングブリーチになります。
生きている歯に対してのホワイトニングについてはスタッフブログこちらで紹介しています。
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今回は根っこの治療を行っていますのでウォーキングブリーチになります。
わかりやすく模式図に表してみました。
ホワイトニング剤に関してですが30%過酸化水素水と過ホウ酸ナトリウムという材料を1/3の分量で混ぜて詰めます。
ホワイトニング剤が象牙質内の色素を分解することで脱色していきます。治療期間は個人差があります。
色の確認と詰め物の確認のために定期的に来院していただき、
約一ヶ月後…
↓
色に関しても左右差がほとんどなくなりました。
当院ではこのような審美的な治療に関しても幅広く対応できるよう日々技術向上に励んでいます。
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ひろた哲哉歯科からのまとめ
ひろた哲哉歯科ではみなさんのお口の中の健康を守る為、しっかりと診査診断を行ない、あなたにとって最適な治療プランを話し合い、納得の上で治療を進めてまいります。
当院ではなるべく痛くない歯科治療(無痛治療)を提供できる様に様々な工夫をおこない治療にあたります。
他院で痛い思いをしてしまった方、歯医者が怖くなかなか受診から遠ざかっている方、安心してお越しください。ご不明な点や不安なことお悩みはお気軽にスタッフまでご相談ください。