こんにちは、福岡市南区の歯医者【ひろた哲哉歯科・矯正歯科】スタッフです。「親知らずは抜くしかない」と思っていませんか？確かに、親知らずは一番奥に生えているため歯磨きが届きにくく、虫歯になりやすい場所です。また、斜めに生えたり埋まっていたりすると、炎症や痛みを繰り返しやすいのも事実です。しかし、すべての親知らずが抜歯必須とは限りません。状態によっては、抜かずに治療して残せる場合もあります。

親知らずを抜くか残すかを決めるポイント

皆さん、親知らずについて「痛い」「抜かないといけない」といったイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか？親知らずは、大人の歯列の一番奥に生えてくる歯で、前から数えて8番目の歯なので「8番」と呼ばれることもあります。しかし、この親知らず、他の歯とは少し異なる特別な存在です。親知らずは、現代人の顎が小さくなっている影響などで、まっすぐ生えずに斜めや横向きに生えたり、歯茎の中に埋まったままになったりすることが少なくありません。一番奥にあるため歯ブラシが届きにくく、さらに複雑な生え方をしていると、どんなに丁寧に磨いても食べかすやプラーク（歯垢）が残りやすいのです。これが、親知らずが虫歯や歯周病になりやすい大きな原因となっています。

では、ご自身の親知らずは抜くべきなのか、それとも残しておいても問題ないのか、その判断基準を詳しく見ていきましょう。

抜歯推奨：痛みがあるケース

こうした場合は、無理に残しておくと炎症が慢性化し、他の健康な歯を失う原因にもなります。

歯ぐきの腫れや膿が出る「智歯周囲炎」を繰り返している場合

智歯周囲炎は親知らずの周囲に細菌が繁殖しやすく、腫れや膿を繰り返すことで慢性化することが多いです。抗生物質や洗浄で一時的に症状を抑えられても、根本的な原因である親知らずが残っている限り再発リスクは高いままです。そのため、炎症が落ち着いたタイミングで抜歯を行い、周囲の健康な歯や骨への影響を防ぎます。

虫歯が進行しすぎて治療も難しい場合

親知らずが重度の虫歯になると、場所が奥深く治療器具が届きにくいため、虫歯の除去や詰め物の維持が困難です。また再発しやすく隣の歯へも悪影響を及ぼす可能性があります。このような場合は、無理に治療を続けるよりも、早期に抜歯して炎症や痛みの原因を取り除き、口腔内全体の健康を守る方法が推奨されます。

かみ合わせる歯茎を傷つけている場合

親知らずが斜めや横向きに生えていると、噛むたびに上の歯が下の歯茎を刺激し、傷や炎症を繰り返します。こうした状態では、歯茎が腫れたり潰瘍ができたりするため、生活の質が低下します。症状を改善するには、親知らずの抜歯が最も確実な方法です。抜歯後は自然に歯茎が治癒し、噛み合わせも安定します。

痛みがなくても抜くべきケース

「痛みがないから大丈夫」と思いがちですが、実は痛みがなくても抜歯を検討すべき親知らずはたくさんあります。

横向きや斜めに生えている

横向きや斜めに生えた親知らずは炎症や隣の歯を圧迫する原因になります。丁寧な麻酔と切開で安全に抜歯します。

矯正治療の邪魔になる

矯正治療の妨げになる親知らずは歯列の移動を妨害します。計画に合わせて抜歯し、スムーズな歯並びを目指します。

非常に小さい「矮小歯」

矮小歯は小さく形が不完全な歯で、汚れが溜まりやすく虫歯リスク大です。必要に応じて抜歯し清潔な口腔環境を守ります。

 
将来的なトラブルを未然に防ぐためにも、以上の項目に当てはまる場合は歯科医師への相談が重要です。
 

抜かずに放置するとどうなる？

「痛くないから大丈夫」と放置すると、後で大きなトラブルになることがあります。親知らずは炎症を起こしやすく、智歯周囲炎などで腫れや強い痛みが起こることがあります。膿が顎の骨に広がると口が開かなくなったり、高熱や喉の痛み、リンパの腫れなど全身症状につながることも。さらに、親知らずと隣の奥歯の間に汚れが溜まり、奥歯まで虫歯や歯周病になるリスクが高いです。矯正後の歯並びが崩れる原因になることもあります。

横向きの親知らずはこんなに悪さをする！？

横向きの親知らずが身体にどのような影響があるか知っていますか？
放っておくと、周りの歯ぐきで細菌が繁殖し、ときには大学病院への受診が必要なほどの重い症状を起こしてしまいます。
また、入り込んだ細菌のせいで隣の歯を支える骨が溶けてしまったり、隣の歯を押し隣の歯の根っこを溶かして隣の歯に影響を与えたりすることがあります。
隣の歯（第二大臼歯）は物を噛むのに大事な生涯残しておくべき歯です。その歯を守るために問題のある親知らずは早めに抜きましょう。

 
実際の治療ケースはこちら👇

抜かなくても問題ないケース

• 親知らずが真っすぐ生えており、噛み合わせにも役立っている
• 虫歯が軽度で、根管治療など保存治療が可能
• 今後、他の歯の代わりとして役立つ可能性がある
• 虫歯や歯周病の影響を受けない骨の深い位置にある

親知らずの形や位置、虫歯の進行度を正確に把握し、患者様の生活背景に合わせて残すかどうかを検討することが大切です。

 抜くか残すかで迷ったときの後悔しない進め方

「できれば抜きたくない」「でも放置して悪化するのは怖い」そう感じている方は、まずは信頼できる歯科医師に相談しましょう。1回の診察だけで決めず、必要に応じてセカンドオピニオンを活用するのも賢い方法です。現在の症状・治療歴をメモしておくと、診察がスムーズになります。

よくある質問

Q1. 親知らずが痛くて眠れません。どうしたらいいですか？

Q2. 親知らずの痛みは放置しても大丈夫？

Q3. 痛みのピークはいつまで続きますか？

Q4. 痛いときに親知らずを抜いてもいいの？

Q5. 親知らずが腫れてる時の対処法は？

Q6. 親知らずの痛みに市販薬は効きますか？効かない場合は？

Q7. 親知らずが痛いときにうがいをしてもいい？

Q8. 親知らずの痛みを和らげる食事は？

Q9. 痛みが治まったら抜かなくていいですか？

Q10. 当院ではどんな親知らずでも抜歯できますか？

Q11. 妊娠中だけど親知らずが痛い…どうしたら？

Q12. 親知らずの抜歯後、どのくらい腫れますか？

Q13. 親知らずは何歳までに抜いたほうがいい？

Q14. 仕事が忙しいけど抜歯できますか？

Q15. どうしても怖くて決心がつかない…

 当院が選ばれる5つの理由

 親知らず治療を得意とする口腔外科認定医が在籍

親知らずの抜歯や保存治療に豊富な経験を持つ日本口腔外科学会認定医による治療も可能です。「大学病院で抜いてください」と言われるような難症例にも一部対応可能です。

 痛みを抑えた治療と高度な設備

最新の麻酔技術と高性能な機器を使用し、「痛みが苦手で怖い」という方にも安心して治療を受けていただけます。

先進の技術と患者様に寄り添った治療法

当院では、親知らずの根の位置や神経との距離を正確に把握するため、歯科用CTを導入しています。
さらに、抜歯が怖い方のために、ウトウトした状態での「静脈内鎮静法」にも対応。恐怖心が強い方もリラックスして治療を受けられます。

 土日診療・予約が取りやすく通いやすい

平日は忙しい方も通いやすいよう、土日診療を行っています。WEB予約でスムーズに来院可能です。

 丁寧な説明と治療後のフォロー体制

治療の内容や費用をわかりやすくご説明し、治療後も定期検診やメンテナンスで長期的にサポートします。

 まずは相談だけでもOKです

「抜くべき？残すべき？」迷ったら、我慢せずお気軽にご相談ください。当院の歯科医師が、患者様にとって最善の方法を一緒に考えます。痛みの応急処置だけのご相談も歓迎です。

お気軽にご相談ください！

お口のことでお悩みがある方はぜひお気軽にご相談ください！
診療の関係上、ご予約が必要となりますので、希望日時をお知らせください。

0120–345–500

 
当グループでは、初診当日の抜歯も可能！痛みや腫れに最大限配慮します。
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監修
廣田  哲哉
Hirota    Tetsuya
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