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前歯だけ矯正したい!部分矯正のメリット・デメリット|費用や期間は?詳しく解説
こんにちは!福岡市南区の歯医者【ひろた哲哉歯科・矯正歯科】スタッフです。
「前歯だけちょっと綺麗にしたい」「部分矯正なら費用も時間も少なく済むって本当?」とお考えの方は多いのではないでしょうか。部分矯正は、特定の歯の位置や歯並びを短期間で整えることができ、費用も抑えられる点で非常に人気のある治療法です。しかし、その一方で、見た目だけを優先してしまうと、噛み合わせに問題が生じるリスクもあります。この記事では、部分矯正のメリットとデメリット、そして注意すべきポイントを詳しく解説します。
部分矯正治療の種類
部分矯正とは、歯並びを部分的に矯正する治療方法です。
歯にブラケットを装着し、ワイヤーで歯を動かす方法。気になる歯並びを最大6本部分的に矯正できます。
裏側矯正
歯の裏側にワイヤーの矯正装置を取り付ける方法で、矯正をしているとバレないようにしたい方に人気です。
マウスピース矯正
透明なマウスピースを使って歯を移動させる治療法。目立たないため、特に前歯だけの矯正を希望する方に人気です。
部分矯正で治療できる歯の一例
軽度の叢生
歯が隣の歯と少し重なっている状態を軽度の叢生と言います。このような軽いケースでは部分矯正で歯列を整えることができ、短期間かつ比較的低コストで治療が可能です。
軽度のすきっ歯
前歯の間に隙間がある「すきっ歯」も、軽度であれば部分矯正で対応可能です。歯と歯の間の隙間を埋めることで、見た目が整うだけでなく、発音や食べ物の詰まりといった機能面の改善も期待できます。短い治療期間で済むのも特徴です。
軽度の出っ歯(上顎前突)
上の前歯が少し前に突出している状態で、軽度であれば部分矯正で治療が可能です。この治療により、見た目の改善だけでなく、噛み合わせのバランスも向上します。部分矯正の範囲で対応できるため、全体矯正に比べて負担が少なく済みます
部分矯正のメリット
費用を抑えられる
部分矯正は治療範囲が限定されているため、全体矯正に比べて部分矯正は安いと言われることが多いです。前歯だけの歯列矯正だと費用は約30万円が相場で、比較的経済的です。
治療期間が短い
全体の歯列矯正が2〜3年かかるのに対し、マウスピース矯正で前歯だけだと、 期間は半年〜1年程度で終わる場合があります。
見た目の改善が早い
特に前歯矯正を部分的に行うと、目立つ部分だけを治療することで、短期間で見た目の変化が得られます。
部分矯正のデメリット|噛み合わせや健康への影響
症例が限られている
部分矯正は全体矯正に比べて適応できる症例が限られているため、治療を受けられる方が少ないのが現状です。特定の条件を満たした場合にのみ効果的です。八重歯のみや複雑な歯列、重度の噛み合わせの問題には対応できない場合が多いです。
Eラインの変化は乏しい
部分矯正は、特定の歯並びを整えることに特化しているため、Eライン(横顔の美しさを示す基準)の改善には不十分な場合があります。例えば、出っ歯や顎の位置に関連する問題がある場合、部分矯正では歯全体や骨格のバランスを調整できないため、横顔の造形に大きな変化をもたらすことは難しいです。結果として、歯の見た目を部分的に改善できても、理想的なEラインを実現するためには全体矯正や外科的治療が必要になることがあります。
後戻りのリスク
部分矯正で噛み合わせが不十分だと、矯正終了後に歯が元の位置に戻る「後戻り」のリスクが高くなります。
噛み合わせの問題
噛み合わせのことを考慮せず前歯だけを矯正すると、奥歯や全体のバランスが崩れることがあります。噛み合わせが悪くなると、頭痛や肩こり、顎関節症など全身に影響を及ぼす可能性があります。
審美だけ優先する危険性
歯ならびの矯正を部分的にしたい、前歯だけ矯正したいと希望する方は、見た目だけに目が行きがちですが、長期的な口腔内の健康を損なう可能性もあるため注意が必要です。
噛み合わせを考えず、部分矯正をしてしまった人のリスク
歯への負担が偏り、歯が欠ける・削れる
部分矯正で噛み合わせが悪くなると、特定の歯に過度な力がかかる場合があります。その結果、歯の表面が削れたり、欠けたりするリスクが高まります。特に奥歯が不自然な位置で噛み合うようになると、食事のたびに大きな負担がかかり、歯の寿命を縮める原因となります。
顎関節症のリスクが高まる
噛み合わせのずれは、顎の関節に不自然な力を加えることがあり、顎関節症を引き起こす可能性があります。顎がカクカク鳴る、開けにくい、痛みを感じるといった症状が現れることがあります。放置すると口の開閉がさらに難しくなり、日常生活にも支障をきたします。
歯周病や虫歯が悪化しやすい
不適切な噛み合わせは歯磨きがしづらい状態を作り出し、食べ物のカスが溜まりやすくなります。その結果、虫歯や歯周病のリスクが高まります。また、噛む力が分散されないことで歯茎にも負担がかかり、炎症や歯茎の後退につながる場合があります。
その歯並び、部分矯正で大丈夫?
部分矯正は一見魅力的ですが、「長く健康に使える歯」にするためには、お口全体のバランスを考えた治療が必要です。部分矯正で前歯だけきれいにしても、その影響で奥歯でものが噛めていない、となるとお口の健康、ひいてはからだ全体の健康を損ねてしまいます。美しさにこだわることも大事ですが、メリットだけではなく歯科医師よりデメリットも聞いた上で総合的に検討しましょう。
矯正無料相談を活用しよう
「部分矯正の料金を知りたい」や「マウスピース矯正を前歯だけしたいけれどデメリットが知りたい」について不安をお持ちの方は、ぜひ矯正無料相談を活用してください。無料相談では、歯科医師があなたの口腔内を詳しくチェックし、部分矯正と全体矯正のどちらが適しているかをアドバイスしてくれます。
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監修
廣田 哲哉
Hirota Tetsuya
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経歴
- 2009年3月
九州歯科大学 歯学部 歯学科 卒業 - 2009年4月~2010年3月
九州歯科大学口腔第二補綴学講座 口腔インプラント科 研修 - 2010年4月~2013年3月
ひぐちファミリー歯科 勤務 - 2014年4月
ひろた哲哉歯科 開業 - 2022年1月
THREE歯科・矯正歯科 開業
- 2009年3月
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所属団体
- 日本顎咬合学会 認定医
- 日本審美歯科協会
- 福岡県歯科医師会
- 福岡市歯科医師会
- 北九州市学研究会若手会
- ClubGP Faculty Member(2021年~)
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