こんにちは。ひろた哲哉歯科・矯正歯科の山崎です。
だんだん気候が暖かくなってきて少しむし暑い時間帯も増えてきましたね。

今回はお口の中の乾燥についてのお話です。
皆さんのなかにお食事の際お茶がないと飲み込みづらい方や前歯に唇がくっつく方はいらっしゃいますか？

実はお口の中の唾液の量が減ってきているのかも知れません。唾液が減ってその機能が十分に働かないとさまざまな影響があらわれます。

・お茶がないと飲み込みにくい。
・笑うと前歯に唇がくっつく。
・口臭が強くなった。
・夜中のどが乾いて目が覚める。
・急に虫歯が増えた。
・口内炎が出来やすい。
・酸っぱいものがしみる。味覚が変わった。
・合っていた入れ歯が落ちやすくなった。

唾液が少なくなるとこのような症状でてくるリスクが上がります。
では、どうして口の乾きがでてくるのでしょう？
実は乾きの原因は年齢意外にもさまざまあります。

口に関連する原因

・口呼吸の習慣(鼻詰まりがある)。
・嗜好物の摂りすぎ。
・よく噛んで食べていない(唾液線の刺激不足)。
・水分摂取の不足。
全身状態に関連する原因
・高熱や脱水、浮腫など。
・内分泌系異常(甲状腺機能亢進症、性ホルモン失調症、尿崩症)
・持病による代謝異常(糖尿病、腎不全、肝硬変)。
・自己免疫疾患(シェーグレン症候群、膠原病、移植片対宿主病)。
・貧血や血液の病気(悪性貧血、鉄欠乏性貧血)。
・薬の影響(降圧薬、鎮静薬、副交感神経遮断薬、抗ヒスタミン薬、抗精神薬、利尿薬など)。
・脳血管障害。
唾液線障害に関連する原因
・唾液線の病気
・口腔癌など、頭頸部がん治療の放射線照射による障害。
・唾液腺の先天異常や発育不良。
神経の要因に関連する原因
・唾液を分泌する神経の障害。
・精神的原因。
加齢に関連する原因
・唾液腺の萎縮。
その他
・原因不明の場合も。

このようにさまざまな原因が挙げられます。
少しでも唾液が増える工夫についても挙げていきますね。

唾液が増える工夫

・水分をとる。
・コーヒー、紅茶など飲ますぎない。
・禁煙する。
・お酒はほどほどに。
・口呼吸を見直す。
・マスクして寝る。
・歯磨きはじっくり。
・よく噛んで食べる。

唾液が少なくなるのは年齢のせいと諦めている方は、他にも原因があるかも知れません。飲んでる薬など1度見直してみたり、かかりつけのお医者さんに相談してみるのも改善するひとつの手かも知れません。もっと詳しくお話聞いてみたい方は気軽にご相談ください！

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監修
廣田  哲哉
Hirota    Tetsuya
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