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歯が欠けたときはどんな治療を行う?原因や応急処置について紹介

歯の構造は表面からエナメル質、象牙質、セメント質の順になっています。そのうち、エナメル質は体の中で最も硬い組織です。

しかし、食べ物を噛んだときに歯が欠けてしまったという経験をした方もいるでしょう。

歯が欠けてしまうと「虫歯かな?」と思う方も多いかもしれませんが、原因は1つではありません。

本記事では、歯が欠ける原因や治療方法、応急処置について解説します。

 

歯が欠ける原因はどんなものがあるの?

エナメル質は体内で最も硬い組織ですが、以下の原因によって欠けてしまうことがあります。

虫歯になっていた

エナメル質は「酸」に弱い性質があるため、虫歯になると歯が欠けてしまうことがあります。虫歯とは、虫歯菌が出す酸によってエナメル質や象牙質が溶かされる病気のことです。象牙質はエナメル質よりもやわらかい組織のため、先に溶かされてしまいます。それにより中が空洞になると、歯が脆くなるため食べ物を噛んだだけで歯が欠けてしまうことがあります。

事故などの外傷

たとえエナメル質が硬い組織であっても、転倒やスポーツ中の事故などによって強い衝撃を受けると、歯が欠けたり破折したりすることがあります。欠けた歯が鋭利になっていると、お口の中の粘膜や唇を傷つけてしまう恐れが。

また、歯はあごの骨に直接固定されているのではなく、歯根膜という線維性の組織によって支えられており、外傷によって歯根膜が断裂すると歯が脱臼することもあります。外傷によって歯が欠けたり脱臼したりした場合は、早急に歯科医院を受診することが重要です。

酸蝕歯になっている

酸蝕歯(さんしょくし)とは、飲食物に含まれている酸によって歯が溶けてしまうことです。お口の中は通常、pH7の中性に保たれていますが、pH5.5以下の酸性になるとエナメル質が溶けはじめます。

食後はお口の中が一時的に酸性になりますが、唾液によって中和されて中性に戻ります。しかし、炭酸飲料やスポーツドリンク、柑橘類などをだらだら摂取すると、お口の中が酸性のままに。それにより、エナメル質が溶けて象牙質が露出すると、知覚過敏や虫歯につながる可能性があります。

また、逆流性食道炎がある方も注意が必要です。胃酸が口の中に逆流することで、酸蝕歯を引き起こすこともあります。

歯ぎしりや食いしばり・TCH

歯ぎしりとは、上下の歯で強く噛みしめた状態で左右に動かす癖のことを指します。一方、食いしばりは、歯を強く噛みしめる癖のことです。歯ぎしりや食いしばりは、体重の2~3倍程度の負荷がかかることがあり、歯が欠ける原因になります。特に神経の治療を受けた歯は、健康な歯よりも脆くなっているため、負荷に耐えられず歯の根っこから割れてしまうことも。この場合、抜歯になる可能性が高くなります。

TCH(歯列接触癖)は、常に上下の歯が触れている状態を指します。通常、上下の歯は、食事のとき以外2~3mm程度離れているのが自然です。しかし、集中しているときやスマートフォンを操作しているときなど、無意識に歯を接触させていることがあります。歯ぎしりや食いしばりとは異なり負荷は弱いですが、長時間接触し続けると歯に負担がかかり、欠けてしまうことがあります。

 

歯が欠けたときどんな治療を行うのか

歯が欠けたときは、欠けた大きさにより治療方法が異なります。

小さく欠けた場合

歯が小さく欠けた場合は、「コンポジットレジン修復」と呼ばれる治療を行います。欠けた部分を少し削り、白いプラスチックを詰めて修復する方法です。保険診療で行うことができます。

前歯の先端が欠けた場合は、「ラミネートベニア」と呼ばれる治療方法が適用されることがあります。歯の表面をわずかに削り、薄いセラミックを貼り付けて修復する方法です。自費診療になりますが、天然歯のような色調や透明感を再現できます。

中くらいに欠けた場合

歯が中くらいに欠けた場合は、詰め物や被せ物の型取りを行い、修復物を作製する必要があります。修復物には保険診療のものと自費診療のものがあり、保険診療では銀歯やプラスチック素材が用いられます。

自費診療では、金歯やセラミック素材を用いた詰め物や被せ物があり、審美性や予算などに応じて選択可能です。特に目立ちやすい前歯や強い力がかかりやすい奥歯は、セラミック素材の修復物が適しています。

大きく欠けた場合

歯が大きく欠けている場合は、神経が残せるか残せないかで治療方法が異なります。神経が残せる場合は、神経を保護して被せ物をするのが一般的です。

神経が残せない場合は、神経を取り除く治療(根管治療)が必要になります。根管治療では、歯の神経を取り除き、内部を清掃し封鎖します。その後、土台を作り、被せ物を入れて修復します。

ただし、歯の根っこまで欠けており、根管治療による歯の保存が困難になると、抜歯が必要になることも。抜歯後はブリッジや入れ歯、インプラントなどで補う必要があります。

 

歯が欠けた場合の応急処置

歯が欠けたときは、なるべく早く歯科医院を受診することをおすすめします。しかし、診療時間外や休診日、仕事などの都合ですぐに受診できない場合は、以下の応急処置を行いましょう。

欠けてしまった歯を捨てない

欠けた歯の破片は、捨てないで歯科医院に持参しましょう。歯の状態により修復できる可能性があります。欠けた歯を持参する際は、清潔な容器に生理食塩水や牛乳を入れて保管します。歯が脱臼した場合は、同様の方法で保管し、早急に歯科医院を受診することが重要です。

欠けた場所に触れない

歯が欠けてしまうと、気になって舌や指で触ってしまう方もいますが、細菌が侵入して痛みが増したり、状態が悪化したりする可能性があります。治療を受けるまでの間は清潔な状態を保ちつつ、欠けた場所には触れないようにしましょう。

どうしても痛みがひどい場合は痛み止めを飲む

歯の神経にダメージが加わると、強い痛みが生じることがあります。痛みがひどく、すぐに歯科医院を受診できない場合は、市販の痛み止めが有効です。その場合は、用法・用量を必ず守り、受診した際に痛み止めを飲んでいることを歯科医師に伝えましょう。

放置せずすぐに歯科医院へ行く

歯が欠けたまま放置するのは避けましょう。なぜなら、虫歯が進行したりさらに歯が欠けたりする可能性があるからです。欠けた箇所が小さくて痛みがなくても、放置すると後に大きなトラブルにつながる可能性があるため、歯が欠けたらすぐに歯科医院を受診しましょう。

 

まとめ

歯が欠けてしまう原因は、虫歯や酸蝕歯、外傷、歯ぎしりや食いしばりなどがあります。もし歯が欠けてしまった場合は、状態や程度に応じて適切な処置を行います。機能や見た目を改善できるので、放置せずに早めに歯科医院を受診しましょう。

 

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執筆
廣田  哲哉
Hirota    Tetsuya
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  • 経歴
    • 2009年3月
      九州歯科大学 歯学部 歯学会 卒業
    • 2009年4月~2010年3月
      九州歯科大学口腔第二補綴学講座 口腔インプラント科 研修
    • 2010年4月~2013年3月
      ひぐちファミリー歯科 勤務
    • 2014年4月
      ひろた哲哉歯科 開業
    • 2022年1月
      THREE歯科・矯正歯科 開業
  • 所属団体
    • 日本顎咬合学会 認定医
    • 日本審美歯科協会
    • 福岡県歯科医師会
    • 福岡市歯科医師会
    • 北九州市学研究会若手会
    • ClubGP Faculty Member(2021年~)