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カリエス、虫歯によって神経が死んだらどうなるの??
こんにちわ。歯科医師Hです。
今回もカリエスのお話しをしていきます。
虫歯がC3まで達した場合、先日もお話ししたようにかなりの痛みを伴います。
が、しかし、それも神経が壊死してしまうと徐々に痛みは緩和し、落ち着いたかのように見えます。
ですがここで安心してはいけません。次に待ち受けているのはプル(歯髄炎)でなくペル(根尖性歯周炎)の
痛みです。
虫歯の菌は神経を殺しながら歯の根っこの先まで侵入します。
すると細菌は歯の根っこの先に膿の塊、病巣を作ります。ちょうど上のレントゲン写真のような感じです
プル(歯髄炎)のような何もしてなくてもズキズキした痛みから、噛むと痛むジンジン痛むペル(根尖性歯周炎)の痛みに変化します。
膿の塊は大きくなると、歯の周りの骨を溶かし、歯がグラグラしてきたり、歯茎が腫れます。また場合によっ
ては骨髄まで炎症が及び、高熱を引き起こし、点滴しなければならない可能性もあります。
どの虫歯も放っておくのはかなり危険ですね。
次回は虫歯によって歯が崩壊している『C4』についてお話します。
福岡市南区老司の歯科 ひろた哲哉歯科