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担当ドクター:
むし歯治療オールセラミック修復セラミック治療審美歯科接着治療
最小限の切削によるラミネートベニア修復
60代男性です。
前歯の歯の歯茎の境目が茶色くなっており、変色しているのがわかります。
また、歯から黒く透けてみえるところにはむし歯があります。
歯はなるべく削りたくない、けれども見た目の改善はしたい、という患者様のニーズに応えて、必要最低限の切削で見た目や形態を改善できるラミネートベニア修復を行うこととなりました。
ラミネートベニアとは?
歯の表面をごくわずかだけ削って、歯の色をした薄い板(セラミック)を貼り付けて見た目や形態を改善する方法です。クラウンを被せるには健全な歯質を大きく削る必要がありますが、ラミネートベニアは表面を0.3ミリ〜0.5ミリ削ればいいので、歯の神経に影響はなく、かつ歯を守ってくれる硬い組織(エナメル質)を残せる利点があります。
むし歯の部分を除去し、歯はエナメル質を残して審美的要求度の高い唇側のみ最小限に切削します。
セラミックを貼り付けるための隙間は確保できました。
シリコン印象材にて型取りを行います。
前歯が完成するまでの間はプロビジョナルレストレーション(仮歯)を貼り付けます。
後日、技工所から届いたセラミックを合わせていきます。
セット後です。歯の色、形態共にとてもきれいになりました。
上下で噛み合わせるとこのような感じです。きれいな歯になると思いきり笑うことができ、会話することが楽しくなったりで前向きな気持ちになれますよね。
ひろた哲哉歯科では患者様の心に寄り添えるよう、今後も取り組んでいきます。
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執筆
廣田 哲哉
Hirota Tetsuya
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経歴
- 2009年3月
九州歯科大学 歯学部 歯学会 卒業 - 2009年4月~2010年3月
九州歯科大学口腔第二補綴学講座 口腔インプラント科 研修 - 2010年4月~2013年3月
ひぐちファミリー歯科 勤務 - 2014年4月
ひろた哲哉歯科 開業 - 2022年1月
THREE歯科・矯正歯科 開業
- 2009年3月
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所属団体
- 日本顎咬合学会 認定医
- 日本審美歯科協会
- 福岡県歯科医師会
- 福岡市歯科医師会
- 北九州市学研究会若手会
- ClubGP Faculty Member(2021年~)