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担当ドクター:
患者の様々なニーズに合わせた治療
10代の男性の患者様です。
左上の5番は既に他院にて治療済みですが、中で虫歯が再発している状態です。
しかしながらこの歯は既に何度も治療された形跡があり、歯の厚みがほとんど残っていない状態、つまりC3からC4の間の状態です。
この状態になると治療は困難になり精密かつ慎重に治療することを余儀されるため、長期にわたって通院するような治療に発展することがしばしばです。
しかしながら患者様は他県の学校に通学されており、治療に来れるのがまとまった休みのあるときのみ。
患者様と相談した結果、三日間にてマイクロスコープによる歯の中の根管治療及びラバーダムを併用したセラミックの接着治療で治療することになりました。
マイクロスコープ下にて残りの歯の厚みをなるべく減らすことなく、感染しているところを取り除いていきました。
感染しているところを取り除いた後、死腔がないように中に薬を詰めていき、今後菌が侵入しないようにしていきます。
歯の中に汚れが残っていないか色々な角度から確認しています。
確認後、しっかりラバーダムにて防湿を行った状態で、レジンを充填し、セラミックの被せ物が入るように形を整えていきます
シリコン印象材にて型採りを行います
被せ物の色を決めるため色を合わせていきます
後日、技巧所から届いたセラミックを合わせていきます。
しっかりと歯に接着するようにセラミックの内面を処理していきます。
ラバーダムを行い、しっかりと治療する周りの歯も含めて乾燥させていきます。
セットした後余剰なセメントを研磨し、滑沢にしていきます。
セット後です。セラミックと歯の間をしっかりと接着させ、見た目、そして機能的にも非常にいい仕上がりになりました。
セット後のレントゲン写真です。
歯の中のどこにも死腔がないことを確認し、治療終了となります。
今回患者様のなかなか通院できないという事情としっかりとしたいい治療の両方を兼ね備えるためには、どういった治療ができるかということを考え、治療に臨みました。
ひろた哲哉歯科では患者様の様々なニーズにお応えできるよう 今後も取り組んでいきます
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ひろた哲哉歯科からのまとめ
ひろた哲哉歯科ではみなさんのお口の中の健康を守る為、しっかりと診査診断を行ない、あなたにとって最適な治療プランを話し合い、納得の上で治療を進めてまいります。
当院ではなるべく痛くない歯科治療(無痛治療)を提供できる様に様々な工夫をおこない治療にあたります。
他院で痛い思いをしてしまった方、歯医者が怖くなかなか受診から遠ざかっている方、安心してお越しください。ご不明な点や不安なことお悩みはお気軽にスタッフまでご相談ください。