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末期虫歯を抜かずに治療
50代男性の患者さんです。
上の奥歯が痛いとのことで来院されました。
見てみると、被せ物があっておらず隙間から菌が入ってきたようです。
そこで被せ物を外して中の虫歯を取り除いていくようにしました。
まず被せ物を外したところです。
明らかに歯の残っている量が少なそうです。
次に差し歯、土台の金属を外したところです。
既に、残っている歯の量は少なく、抜歯に近い状態です。
虫歯にも段階がありますが、限りなくC4、歯が崩壊している虫歯の可能性が高い状態です。
完全にC4になると、治療法としては抜歯しかありません。
そこで今回患者さんとお話しして、矯正治療を始めることにしました。
矯正治療を行うことで、歯茎の上に歯を出していきます。そこでC4からC3のように歯が残っている状態にすることができます。
歯を引っ張り出して、プラスチックの土台を中に入れました。
被せ物がしっかり入るような形に形成しました。
型採りする際にしっかり中の方まで型が採れるように圧排していきます。
しっかり歯の形がわかるように型取りができています。
模型におこし、そこでしっかりとした被せ物を作製しました。
被せ物を装着したところです。
痛みも治まり、被せ物の見た目も他の歯とほとんど同じで違和感なく仕上がりました。
今後もメンテナンスで経過を診ていこうと思います。
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ひろた哲哉歯科からのまとめ
ひろた哲哉歯科ではみなさんのお口の中の健康を守る為、しっかりと診査診断を行ない、あなたにとって最適な治療プランを話し合い、納得の上で治療を進めてまいります。
当院ではなるべく痛くない歯科治療(無痛治療)を提供できる様に様々な工夫をおこない治療にあたります。
他院で痛い思いをしてしまった方、歯医者が怖くなかなか受診から遠ざかっている方、安心してお越しください。ご不明な点や不安なことお悩みはお気軽にスタッフまでご相談ください。
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執筆
廣田 哲哉
Hirota Tetsuya
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経歴
- 2009年3月
九州歯科大学 歯学部 歯学会 卒業 - 2009年4月~2010年3月
九州歯科大学口腔第二補綴学講座 口腔インプラント科 研修 - 2010年4月~2013年3月
ひぐちファミリー歯科 勤務 - 2014年4月
ひろた哲哉歯科 開業 - 2022年1月
THREE歯科・矯正歯科 開業
- 2009年3月
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所属団体
- 日本顎咬合学会 認定医
- 日本審美歯科協会
- 福岡県歯科医師会
- 福岡市歯科医師会
- 北九州市学研究会若手会
- ClubGP Faculty Member(2021年~)